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入院に備えて、猫の「引き継ぎノート」をつくる

急な体調不良や短期の入院。
そんなとき、猫の世話を誰かにお願いしなければならない場面は、誰にでも訪れます。

普段は当たり前にできていることでも、いざ説明しようとすると意外と難しいものです。
ごはんの量、猫砂の種類、隠れやすい場所、好きな遊び。
あなたが毎日自然にやっていることは、他の人にとっては「知らないこと」ばかりです。

まだ元気で、猫との暮らしを楽しんでいる今だからこそ。
この子の“いつもの暮らし”を守るための小さな備えを始めてみませんか。

それが「猫の引き継ぎノート」です。

 

あなたには当たり前でも、ほかの人には分からないこと

猫と暮らす日々には、小さな習慣がたくさんあります。

ごはんのお皿は台所の奥にある

知らない人が来ると寝室のカーテンの後ろに隠れる

抱っこは苦手だが、そばに座ると自分から近づいてくる

一緒に暮らすあなたには説明するまでもないこと。
でも、初めて世話をする人は、そこから迷ってしまうかもしれません。

書いてあれば、頼まれた人は何度も確認せずに動けます。
あなた自身も、入院先から細かく説明する負担を減らせます。

「自分だけが知っていることを、誰かにも分かる形にする」
それが引き継ぎノートの役割です。

 

この子らしさを受け渡すという“継承”

継承というと、家や財産を残すことを思い浮かべるかもしれません。
でも、猫と暮らす私たちが受け渡せるものには、この子を理解するための手がかりも含まれます。

好きな遊び

落ち着いて眠れる場所

苦手な触られ方

いつもかけている声のトーン

例えば、ノートの隅にこんな一文を添えてみるだけで、次の人が安心します。

「最初は隠れるかもしれません。姿が見えなくても、嫌われたと思わないでください。

この子のペースで近づけるように、少し待ってもらえるとうれしいです。」

あなたが時間をかけて知ってきた“この子らしさ”を伝えること。
それも、立派な継承です。

 

まずは一枚。「明日の世話に必要なこと」から

特別なノートを用意しなくても大丈夫です。
手元の紙に、次の項目を分かるところから書いてみてください。

 

わが家の猫・引き継ぎメモ


この子のこと:名前、年齢、写真

ごはんと水:フードの商品名、一回の量、一日の回数、器と保管場所

トイレ:猫砂の種類、掃除の仕方、予備の置き場所

健康のこと:持病や薬の有無、最新の指示書の場所、動物病院の名前と電話番号

用品の場所:キャリーバッグ、掃除道具など

この子との接し方:好きなこと、苦手なこと、隠れやすい場所

連絡先:飼い主、世話をお願いする人、予備の連絡先

最後に書き直した日:年/月/日

一度に埋めなくても構いません。
今日はごはんのこと。明日は用品の場所。
猫の世話をしながら、気づいたことを少しずつ足していけばよいのです。

 

ノートを書いたら、一人に見てもらう

ノートができたら、お願いしたい相手に見てもらいましょう。

「もし私が数日入院したら、このメモでお世話できそうかな」

そう聞いてみると、
「ごはんの量は分かったけれど、計量カップはどこ?」
など、自分では気づかなかった質問が出てくることがあります。

そのうえで、次のことも一緒に確認しておきます。

急な入院を誰が知らせるか

自宅に入るための鍵の受け渡し方法

ごはん代などの渡し方

ノートの保管場所

すぐに頼める人が思い浮かばなければ、連絡先は空欄でも構いません。
その空欄は、これから相談していくための“余白”です。

 

ノートをきっかけに、先のことも少しずつ

短い入院の間だけ世話を頼むことと、将来ずっと託すことでは、相手にお願いする負担も変わります。
まずは入院中の世話について話し、その後、必要に応じて長期の引受先や飼育費についても考えていきましょう。

ノートは、その話し合いの出発点になります。
ごはんや薬、連絡先が変わったら、更新した日付を添えて書き直していきましょう。

 

今日、この子の好きなことを一つ

最初の一行に迷ったら、この子の好きなことを書いてみませんか。

窓辺で外を眺めるのが好き

この毛布の上だとよく眠る

名前を呼ぶと、しっぽで返事をする

そこから、ごはんや病院の情報を少しずつ足していく。
あなたが大切にしてきた暮らしを、誰かが受け取れる形にする。
猫の引き継ぎノートは、そんな小さな備えです。

 

にゃんとも 住まいと猫の相談室

「頼める人が思い浮かばない」
「家族にどう話を切り出せばよいか迷う」

そんなときは、にゃんとも 住まいと猫の相談室へ。
猫との暮らしやご自身のこれからについて、気になっていることを一緒に整理します。

あなたと猫が、これからも安心して暮らしていけるように。
必要な備えを、今日から少しずつ始めてみませんか。

 

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相談を「すぐ結論を出す案件」ではなく、人・家・猫の関係が少しずつ整っていくプロセスを大事にします。      (売却・引越し・相続を急がせることはありません)

運営:さすけ行政書士事務所  
代表:藤野 健一
神奈川県行政書士会所属 登録番号26092005
事務所所在地:神奈川県綾瀬市
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